
STORY
環境問題を「自分事」に。
未来へつなぐ環境教育の取り組み

環境問題は、難しいもの、どこか遠いもの、自分ひとりが動いてもなにも変わらない…。そんなふうに感じることもあるかもしれません。しかしながら環境問題は、毎日の暮らしと密接につながっており、全員が「当事者」です。
帝人フロンティアでは、環境問題を「自分事」として考えるきっかけをつくるため、環境教育・啓発活動に積極的に取り組んでいます。
今回は、なぜ私たちが環境教育を大事にしているのか、どんなことに取り組んでいるのかについてご紹介します。
なぜ環境教育が必要?
気候変動や資源の枯渇、ごみの問題などの環境問題は、私たちの暮らしや行動と深くつながっています。企業は、原材料の調達から商品づくり、販売に至るまで、自ら環境負荷を減らす努力をすることは当然のことながら、周囲のステークホルダーや一般の生活者の方々に対しても、環境問題を自分事として考え、行動するきっかけを作ることが求められています。また、「繊維」は、日々の暮らしに欠かせないものである一方、大量生産、大量廃棄などの課題も多く抱えています。私たちが進める「繊維to繊維」水平リサイクルという資源循環の実現のためには、リサイクル技術の開発だけでなく、生活者が「捨てない選択」をとることも非常に重要です。生活者一人ひとりが「自分事」として捉え、日々の行動の中で、より良い選択をしていくこと、行動変容を後押しする必要もあるのです。
子どもたちへの環境教育
未来を担う子どもたちが環境について楽しく学べる機会をつくることは非常に大切な取り組みと私たちは考えています。ポイントは、「楽しく学ぶ」こと。その代表的な活動をご紹介します。
~楽しさとワクワクを入口に~ ハットトリッククイズ⚽
サッカー関連のイベント会場などでは、「ハットトリッククイズ⚽」を実施しています。ハットトリッククイズは、サッカーにまつわる問題から始まり、繊維や服、資源循環などに関する問題(3問!)に挑戦しながら、環境について楽しく学べるもの。身近なサッカーウエアやボール、シューズ、さらにはランドセルなどの素材紹介を交えながら、自分の身近なモノにリサイクル素材が使われていることを知り、実際のリサイクル素材を見ることで、環境とのつながりを「自分事」として考えるきっかけをつくっています。また、「クイズ」形式にすることで楽しみながら理解も深まり、子どもたちも毎回真剣に取り組んでくれています。
~より多くの子どもたちへ届けるために~ ベネッセとの取り組み
当社は株式会社ベネッセコーポレーションと共同で、小学生向けの動画などを作成し、会員向けに配信しています。繊維、服と環境、リサイクルなどのテーマを、物語やゲームの要素を取り入れながら子どもたちにわかりやすく伝えています。
イベント等での環境教育活動も非常に有意義ではありますが、参加できる人数に限りがあるため、このようにベネッセと共同でコンテンツを作成・配信することでより多くの子どもたちに情報を届けることができます。

また、これらのコンテンツは、子どもたちだけでなく大人も一緒に楽しんでいただける内容になっています。子どもたちの小さな気づきや学びが、家庭での会話や日々の行動変容へつながっていくことを願いながら、楽しく学べるコンテンツづくりを引き続き進めていきます。
~地域の方々と一緒に~ 福岡県宗像市での取り組み
福岡県宗像市の人気イベント「宗像フェス」と連携し、環境教育にも取り組んでいます。宗像市は、豊かな海に面し、世界遺産にも登録された沖ノ島をはじめ、古くからの歴史や文化が息づく地域。会場やフェス前日の海岸清掃活動で回収された使用済みペットボトルを一部原料とした「ECOPET🄬ペーパー」を活用し、海の環境を守る大切さを伝える絵本を制作しました。ご当地キャラクター「宗像のテンちゃん」とのコラボ作品でもあり、完成した絵本は、宗像市の図書館や保育園に寄贈。地域の想いと当社の取り組みが重なって生まれたこの絵本は、子どもたちにも好評です。
さいごに
まずは楽しく知ることから。そこから生まれた気づきや共感が、環境問題を「自分事」として考えるきっかけとなり、日々の行動の変化へとつながっていく。私たちはこれからも、一人ひとりの学びや気づきが未来への一歩となるよう、多様な環境教育・啓発活動を進めていきます。